アクセス集中に強いシステムをつくるには?

EC サイトやチケット販売など、大量アクセスが発生しやすいサービスを運用している企業に向けて、アクセス集中時にサイトを守るための基本的な考え方と、私たちが実際に現場で培ってきたノウハウをご紹介します。
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Dec 09, 2025
アクセス集中に強いシステムをつくるには?

Summary: 本記事では、イベント開始直後やセール開始時などに発生する「アクセス集中(トラフィック急増)」にどう対応すべきか、私たちが実際に現場で培ってきたノウハウをご紹介します。

イベントや限定販売はチャンスである一方、裏側では「サーバーへの負荷」という大きな問題が同時に起こります。

なぜアクセス集中は危険なのか?

イベント開始直後にアクセスが一気に増えると、サイトが不安定になりやすくなります。原因は大きく2 つです。

1. サーバーが処理できる量を超えてしまう

普段は落ち着いているサイトでも、販売開始の瞬間には通常の数十倍以上のアクセスが殺到します。

このときサーバーが処理しきれないと、以下のような不具合が起きます。

  • ページが開かない

  • 読み込みが極端に遅くなる

  • エラー画面が表示される

ユーザーにとっては「サイトが落ちているのでは?」という不安につながります。

2. ボット・マクロ (自動化プログラム) が混ざる

限定販売や人気チケットの場合、人間より速く購入を試みる“ボット”が大量発生します。

  • 自動で何度もアクセスを送り続ける

  • 正規のユーザーが買えなくなる

  • 転売目的で商品が不正取得される

こうしたボットの動きはサーバー負荷も増加させ、一般ユーザーの体験にも悪影響を与えます。

このような状況が続くと、ユーザー離れやブランドイメージ低下に直接つながってしまいます。

大切なのは「アクセスを一度に受けないしくみ」

アクセス集中に強いシステムをつくるためには、「すべてのアクセスを同時に受け止める」のではなく、「段階的に処理する」ことが重要です。

そこで有効なのが、次の 2 段階の仕組みです。

トラフィック流入

→ 1段階:ボットを見分けてブロック

→ 2段階:仮想待合室で順番に案内

→ サービスページへ入場

トラフィック流入 → 1段階(ボット検知/遮断) → 2段階(仮想待合室) → 3段階(サービスページ)

1 段階:ボット対策(不正アクセスのブロック)

最初に行うのは、アクセスしてきたユーザーが「人間かどうか」を判定することです。

  • ブラウザ自動化ツールの検出

  • ポリシーに基づく行動分析

これらをもとに、ボットかどうかを判断し、不正アクセスはここでブロックします。

2 段階:仮想待合室(アクセス制御)

正規ユーザーだけを対象に、サーバーが処理できる範囲で順番に案内するのが「仮想待合室」です。

  • 処理できる人数まではすぐ入場

  • それ以上は待合室で順番待ち

  • 順番が来ると自動で入場

待っている間には「あなたの順番」「予想待ち時間」を表示するので、ユーザーの不安も最小限に抑えられます。

この 2 つを組み合わせるとどうなる?

「ボット対策」と「仮想待合室」を組み合わせると、次のようなメリットがあります。

  • 待合室が“本物のユーザーだけ”になるので公平

  • サーバー負荷が一定に保たれ、サイトが落ちない

  • 一部の不正ユーザーだけが得をする状況を防げる

つまり、単にサーバーを守るだけでなく、

“誰もが同じ条件で購入できる環境をつくる”

という大きな価値を生み出します。

私たちが支えてきた現場

当社はこれまで 700 件以上のアクセス集中案件を支援してきました。

チケット、EC、行政サービス、ゲームなど、多くのサービスで「イベント成功の裏側」を支えています。

まとめ

  • アクセス集中は、サイト停止の大きな原因になる

  • ボットの混入はサーバーにもユーザーにも悪影響

  • 段階的にアクセスを管理することで安定運用が可能

  • ボット対策 × 仮想待合室の組み合わせが最も効果的

「次のイベントやセールでサイトが落ちないか不安…」

そんな企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。

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